２０１０年の尖閣諸島の問題で日中関係は非常に緊張しました。多くの日本人が日本に戻る中、「このタイミングで中国北京に行く日本人はいないだろう」と、２０１１年３月３日に私の中国北京移住が開始しました。

その約１週間後に東北の大震災があり、異国の地で私の両親の故郷である岩手と福島の様子を知りました。

言葉に出来ないほどの画像を通して、心配という言葉では収まらない思いをしたのは今でも鮮明に覚えています。

しかしその中で、動かない電車や地下鉄を待つ日方々の姿が放映されました。他の人の邪魔にならないように左右に分かれて、階段を利用する人を優先する姿を通して、「中国は経済的には日本を追い越したかもしれないが、この精神は５０年経っても追い越せないだろう」という報道を耳にしたのです。

生まれて初めてと言ってもいいほど、日本人で良かったと感じた瞬間でしたし、それから私は日本人としてのアイデンティティーを保持して生きると決めました。

あれから、８年ほど経った今でも、「モノを通して笑顔を生み、豊かで便利な社会を創る」というビジョンを心に留めて会社指針としております。

弊社を通して出会うお客様が笑顔になっていただけるよう、努力と汗を惜しみません。一緒に豊かで便利な社会を創りましょう。